「ロザリオ・ビアンコ」は山梨県の植原葡萄研究所で育成された品種で、親は「ロザキ」と「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。品種登録されたのは1987年(昭和62年)です。

皮の色は緑黄色で、完熟すると黄色みがかります。1房のサイズは400~600gくらい。粒は楕円形で、重さは10~13gほどと大粒です。糖度が高くて甘みが強く、酸味は控えめ。香りはあまりありませんが、果汁が豊富でジューシーな食感です。皮は薄いので皮ごと食べることもできます。

親のロザキは日本ではあまり見かけませんが、甘く優れた食味でヨーロッパでは主要品種だそうです。マスカット・オブ・アレキサンドリアとともに優良品種を両親に持つロザリオ・ビアンコはサラブレッドといえるでしょう。

美味しいロザリオ・ビアンコの見分け方

皮に張りがあり、粒がふっくらとしてみずみずしいものがおすすめです。また、軸が緑色で、皮に白い果粉(ブルーム)が付いているかもチェック。収穫してから日が経っているものは、軸が茶色くなり、果粉が落ちてしまっています。