「ナガノパープル」は長野県のオリジナル品種で、「巨峰」と「リザマート」の交配により誕生した大粒の黒ぶどうです。長野県須坂市の長野県果樹試験場で育成され、2004年(平成16年)に品種登録されています。果皮は黒紫色で、糖度が18~20度くらいと甘みが強くて酸味はおだやか。渋みはなく、果汁たっぷりで香りもよく、豊かな風味を楽しめます。

また、ナガノパールは皮が薄いため皮ごと食べられるのも魅力です。黒ぶどうの皮には健康によいとされるポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べることで栄養を摂取できます。もちろん皮をむいて食べてもOKですが、果肉と皮が分離しにくい(剥皮性がよくない)のでむきにくいかもしれません。

美味しいナガノパープルの見分け方

房全体が濃い黒色をしていて、果皮がプリプリと張っていてみずみずしさを感じるものがおすすめです。鮮度のよいものは軸が緑色で、乾燥防止の役割を持つ白い粉(ブルーム)が果皮に付着しています。