「シャインマスカット」は、親が「安芸津21号」と「白南」で、2006年(平成18年)に品種登録されたぶどうです。農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究で育成されました。

果皮は緑黄色で、果粒の重さは10~15gくらい。糖度は18~20度ほどと高く、酸味は控えめです。しまりのある果肉は果汁が豊富で、マスカットの芳香を持ちます。

また、果皮が薄くてやわらかく、皮ごと食べられるのも特徴の1つ。パリッとした歯ごたえで、ジューシーで上品な甘みと高貴な香りが楽しめます。

親の安芸津21号は「スチューベン」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の交配種。また白南の親は「カッタ・クルガン」×「甲斐路」です。祖父母はどれもおいしいぶどうばかりで、それぞれのよい部分をしっかり継承したのでしょう。

美味しいシャインマスカットの見分け方

軸が茶色く枯れておらず青々としていて、果皮に張りがあり、粒がふっくらとしているものがおすすめ。緑系のブドウは完熟すると皮がやや黄みがかりますが、シャインマスカットの場合、果皮が黄色っぽくなくても熟していることが多いようです。